卒塾生メッセージ

第三期(2023年)卒塾

黒木 潤子 さん

株式会社インター・ビュー代表 エグゼクティブコーチ 

 

 《メッセージ》

15歳から60歳までが塾生同期!そんな塾、他にありますか?もう最高です。

「まざる」「あえる」まさに日本文化のエッセンスの詰まった場、それが自啓共創塾でした。

 

なにそれ⁉と直感で閃いた方、

日本型リベラルアーツに関心のある方、

国のボーダーを超えて多様な方々と仕事をしている/していくことに興味のある方、

日本に横たわる多様な東洋的文化(儒・仏・道・禅・神道)に興味あるけど範囲が広すぎてよくわからんという方、

ぜひ門をたたいてみてください。基本的に夜時間のオンライン講義ですし、欠席しても残念というだけで、気にしないで良いです

 

独自教材「世界のための日本のこころ」を一章ずつ読み進めながら、当日は第一線で研究や実践をされている各分野のエキスパートからの話題提供が2種類あり、その後少人数で塾生仲間と率直な感想を出し合う。体験を共有する。疑問のボールを投げる。私個人的には、10代の仲間からの素朴な問いが新鮮で、ハッとさせられるものが多く、また、「そう言われると・・答えられない、わかった気になって全然わかってない」自分を毎回発見し、好奇心も視点もムクムクと広がりました。

 

それにしても、二宮尊徳(金次郎)といえば、薪を背負って本を読みながら歩く小さな苦労人だと刷り込まれていたけれど、身長6フィート(180cm)以上、体重90キロの大男だったとは!

松野 豊 さん

一般社団法人障がい者ワークスタイル研究所 代表理事 

 1969年生まれ。廣池学園麗澤高校卒業後、リクルートに入社。企業の人材採用や組織風土改革に従事。1999年に流山市議会議員となり、自治体のマーケティングや議会改革、若者の政治参画、デジタルガバメントなどに従事。2015年に議員を卒業、翌年から障害者福祉就労業界へ。障害者が就労を通じて、元気になる仕事の研究に従事。心の病の処方箋は、「人間力」を培うことであるという仮説を持って、日々活動している。

 

 《メッセージ》

リベラル・アーツとは何か?

帝王学?

インテリ系の人たちが学ぶもの?

自由人の教養?

…。

この答えを人から教えてもらうのではなく、自ら探しにいく機会を提供してくれるのが自啓共創塾です。

リベラル・アーツとは「いかに生きるか」を自分で考え、必要な知識を身に着けるための思考や技術を養うことだと思います。

 

塾の立ち上げ当初から、井上塾長に塾の構想などのお話を伺う機会がありましたが、見聞するだけと実際に参加し、自らの五感で感じることには大きな違いがあります。私は毎回レポートを書く過程で、自分自身の人生を振り返ることができました。

 

ぜひ、皆さんも塾生として参加してみてください。

田中 ゆり子 さん

一般社団法人ジュニアマナーズ協会 代表理事

 

≪メッセージ≫

日本人のこころを形成しているものは何か、改めて知る機会となりました。

 

世界に目を向けている方や外国で活躍なさりたいと考えていらっしゃる方には、特に受講をお奨めしたい講座です。また、これからの時代を担う若い方たちには、リーダーの資質を高めることにも必ず役立ちますので、日本型リベラルアーツをぜひ学んでいただきたいと思います。

 

この講座を通して、私たちは日本人でありながら、その特長をよく理解していないことに気付かされました。学校の歴史では学べなかった、先人のこころや矜持、リーダー達は何を大切にしてきたか。そのような事を学ぶ事によって、同じ日本人として誇りを持てるようになれます。

 

15回の講座は多角的な視野に立ってテーマごとに進められます。古代から現代そして未来をも踏まえて専門の先生方の解説の後、自由な雰囲気の中で発言をする時間が多く取られていますので、いろいろな価値観や考え方に触れることもできます。

 

私自身については知識不足に気付かされるばかりでしたが、調和や融和を大切にしてきました素晴らしい先人のこころと行動を、人に語れるくらい、もっと知りたい、学びたいという気持ちとなりました。

富井 正浩 さん
総合商社勤務
現在は銀行グループに出向し、国内外の金融関連商品の企画・販売を担当

 

≪メッセージ≫
世の中の価値観が多様化し、社会のあり方も変化する中で、ビジネスマンとして社会課題の解決と価値創出を目指すためには、これまで以上に、多様な事象・価値観への理解と様々な人たちとの「つながり」が求められていると感じています。
 
そして、日本人として、様々な文化、価値観を持つ海外の人達と理解し合い「つながり」を持っていくためには、まずは、自分自身が日本の伝統、文化、歴史への理解を深め、自分の言葉でを伝えていくことが大切だと思います。
 
職業、性別、年齢の異なる塾生同士の自由闊達な議論、意見交換には、日本のこころの文化や智慧への理解を深め、時代を超えた物事の本質を考えるヒントがたくさんあるものと確信しています。
 
15回の講座で学んだ幅広いテーマは、今後も、日本人としての自分を見つめなおすときの「字引」になると思います。

第二期(2022年)卒塾

冨田 直子 さん

有限会社ウィルウィンド、代表取締役

 

企業や個人に向けた、SDGsや事業創造ワークショップを実施しています。仕事を通じて、すべての人がらしく輝き合いながら、地球一個分の資源で豊かに暮らす世界を、みんなと楽しく作れたらと思っています。

 

≪メッセージ≫ 

私はこの講座を、自分が日本人であることにもっと自信を持ちたい皆様に、そして、日本人であるからこそできることがあるのではないかと考える皆様に、おすすめします。

 

今回の講座を通じて、自分の日本人としてのアイデンティティの輪郭が、ぼんやりとですが捉えられるようになりました。日々の生活だけでは、どの部分が日本の特殊性なのかわからずに過ごしてしまいますが、それを客観的に、また網羅的に知ることができた意義は大きく、その背景にある深い文脈まで学ぶことを通じて、自分に自信を持つことができました。本来は、もっと早く知るべきでしたが、日々に流され、一番大事なところを抑えきれずいた部分を、この講座は満たし、深めて下さいました。

 

自啓共創塾を通じて言語化できた、一つの問いがあります。それは、個の時代全盛期において「我々は、個である前に、森羅万象との関係の中にあってはじめて存在する現象なのではないか」という問いです。自分の中にもある曖昧性を肯定できた今、日本人と日本のこころには、世界の変容に一石を投じる役割があるのではないかと、受講を終えて感じています。

福田 剛 さん

地方公務員として環境行政に携わっています

 

≪メッセージ≫

日本のこころ、和のこころというとぼんやりとしたイメージが湧いてくるのですが、それをより自分の中に落とし込みたいと思って受講しました。

 

縄文時代から現代に至るまでの大きな時間の中で様々な人が考えて実践してきたことについて、受講の度に自分なりに考えてグループで討議し、振り返りをしました。自分では考えもしなかったことを聞き、あるいは自分はこう考えているのかという発見が続く日々でした。また、2022年は世界情勢に大きな動きがあり、平和についても考えさせられました。今はこの国の言葉と感性が平和の礎につながっていくものと思っています。

 

何かのスキルを身に付けることも大事ですが、それらを支える価値観を養いたい方におすすめします。話題提供者の話に刺激を受け、塾生と語り合うことで自然と自分の中に芽生えてくるものがあると思います。

徳田 治子 さん

現在、日本企業の製造業の経営者や、幹部に向けてエグゼクティブコーチングや、リーダーシップ研修など支援する仕事をしています。

また、NPOで女性リーダー育成支援活動なども行っています。

 

 

 

≪メッセージ≫

 古典・人間学・リベラルアーツに学ぶことに関心を持ったことが受講のきっかけでした。

 

日本の国民性や文化が形成された要因について、各専門の方から丁寧にお話があり、一つの解釈として、稲作をすることで勤勉に働く習慣が備わってきたことや、日本語という言葉が持つ特性など、これまで日常で考えてこなかった気づきをたくさん得ることができました。

 

また、毎回参加メンバーの皆さんとディスカッションの時間をもつことで、学びの解釈を広げ、深めていくことがとても楽しかったです。

 

日本社会でリーダーとして活躍されてる方にぜひ、おススメしたい研修です。

杉浦 佑子 さん
フィリピンの小さな島で、宿泊施設のマネージャーとして働きながら、自然と共にある豊かな現地の暮らしを島出身の夫と子供2人と送っています。
 
≪メッセージ≫
海外に住みながら子育てをしていると、自分が日本人であるというアイデンティティを感じさせることが多くあります。同時に、自然豊かな環境で、自然の恵みに感謝しながら生きている島の人のあり方を深く知るたびに、日本人に共通する心を持っているのではないかと思うことがよくありました。自啓共創塾に参加させていただき、その確信が深まりました。
 
人はひとりで生きているのではなく、生きとし生けるあらゆるものに生かされているという神道の源を知ることができて、やはり今こそ、全世界が、行き過ぎてし まった便利な暮らしのあり方を見直し、今ここにあるものを分け合う精神を思い出し、地球一つ分の暮らしを送ることが大切だと痛感しました。
 
自啓共創塾に参加させていただいたことで、さらに自分の源流を知りたいという気持ちが深まり、自分の子どもたちに語り継ぐためにも、これからも日本の心を学び続けるきっかけとなりました。
O.A さん
商社の業界団体で、人事、ガバナンス、国際関係を担当しています(入社5年目)
 
≪メッセージ≫
全15回の自啓共創塾では、大学教授や民間企業の方など様々な講師の方からお話を伺いました。時には、働き方や女性活躍、日本文化など、親しみやすいテーマから日本型リベラルアーツ、日本のこころについて学びを深める機会もありました。
 
私は本塾を通して、多様な職業・年代の方々と意見交換を行うことで、物事に対する考え方を学び、自分の軸となるものを見つけられたことが一番の収穫だと思います。また、講義の大半がオンラインでしたが、講師・塾生が日本各地・海外からも集まり、この塾以外では出会うことがなかったであろう方々と一緒に学べたことも魅力の一つです。
 
仕事以外で学びの場が欲しいと思う方、多様な考え方に触れたいと思われる方は、是非チャレンジしてほしいと思います。
大野 敏 さん
会社員
 
≪メッセージ≫
「世界のための日本のこころ」とは何だろう、どのようなことができるのかと思い受講しました。
 
毎回の話題提供では、多様な切り口から「日本のこころ」をお話いただき、今まで知らなかったことを知ることができました。また、その後のグループダイアログでは、受講生どうしが自身の経験と考えに基づき対話することで多様な価値観に触れることができました。さらには、「五感塾」というフィールドワークも魅力いっぱいでした。
 
課題解決のためには、対立を超えて、主体的な協働関係を広げていくことが重要だと思います。個人と個人、社会と社会をつないで、利他の精神で解決策を見出し実行していく。そのために、状況にあわせて変化する柔軟性と包容力、一人ひとりの経験と能力を協調させる現場力、社会(世界)全体をひとつのチームとみて、その中での自分の役割を認識し、解決に向けて行動する力など、私たちの中にある「日本のこころ」を再認識する貴重な機会となりました。
馬場 もも子 さん
新卒で一般社団法人に就職し3年目
人事総務を担当しています。
 
≪メッセージ≫
私は職場の上司の紹介で入塾しました。日本のこころ、日本型リベラルアーツと聞いてなんだか難しそう…と思っていましたが、全く知識のないテーマであっても、塾生同士の意見交換で、自分ごととして考え、新しい価値観に出会うことができるのがこの塾の魅力だと思います。
 
これまで外国について学ぶことはありましたが、改めて日本に目を向ける機会は少なかったように思います。8ヶ月間で、自然を敬う心や多様性を許容する考え方など、現代において重要な役割を果たす日本の心を再発見できた事は良い経験でした。
 
正解がない/1つではない課題について、年代や職業の異なる方々と一緒に考える場は貴重だと思います。私のように知識がなくても周りの方々が優しく教えてくださり毎回新しい気づきを得ることができるので若い方にもお勧めです。
O.M さん
地方公務員
 
≪メッセージ≫
私は庁内の職員向けの案内を見て、「日本のこころ」とは何かを学べる点に惹かれて参加を決めました。
海外の人と比べると、 自分の国の歴史や文化について知らないことが多いとされる日本人ですが、私自身も社会人となってもなかなか学ぶ機会がありませんでした。
 
本塾の素晴らしいところは、私たちが折に触れて感じる 「日本らしさ」とは何かを、 分野横断的に学び、自らの考えを深められる点です。専門家から各分野のエッセンスを学ぶことができ、新鮮な発見があるとともに、それまで聞きかじってきた知識が整理されて、より理解が深まりました。そして、塾生には様々な職業・役職・年齢の方がおり、各回のグループディスカッションでは多様な視点に触れて議論することで、 多くの気付きがあり視野を広げることができました。
 
本塾で「日本のこころ」 を学ぶことで、今よりも広い視野を得ることができ、仕事や学業に活かして活躍の場を更に広げられることと思います。

第一期(2021年)卒塾

梅本 麦人 さん

創業70年の原材料商社の3代目

株式会社ウメモトマテリアル 代表取締役社長

 

≪メッセージ≫

 入塾前は、「リベラルアーツ」=「教養」くらいの知識しか持ち合わせておらず、名だたる著名な先生方のお話をお聞きするには到底恥ずかしい知識レベルでした。生憎、仕事的にも多忙なタイミングで、疲れた果てた平日の夜に小難しい新しい知識をいれるのは精神的にもきついだろうと覚悟していましたが、いつしかこの時間が、心を洗濯できるリフレッシュの時間となり、あっという間の8か月でした。

 

先生方は、難しいことも誰でも理解できるレベルに嚙み砕いてお話されており、普段は出会えない/出会わない方々と世代を超えて意見交換することの楽しさ、今まさに世界が目指す「自然と共存する生活」を、実は古き日本は何百年も前からそうしていたという事実、利他的にお互いが支え合う日本人のこころについてなど、父親として、経営者として、このタイミングで学べたこと本当に良かったです!

 

誰かの育成に携わる方、もしくは自己の成長を目指す方は、是非参加をお勧めします。

叶松 忍 さん

広島県職員(教育行政)として、子供たちのワクワクする学びの環境づくりに取り組んでいます。〔現在、経済産業省に出向中〕

 

≪メッセージ≫

誰もが人と比べることなく、ワクワクしながら自分らしく生きていける世界を創りたい。人と「競争」するのではなく、仲間と共により良い未来を「共創」できる当事者を増やしたい。

そんな想いでこれまで学校教育に携わってきました。

 

入塾して8か月間、同志と共に学びを深める中で、持続可能で平和な世界をみんなで創っていくには、自然との共生や「和」を重んじる精神など「日本のこころ」が大きく貢献することを確信しました!

 

 

自啓共創塾のような、多様な経験を持つ多世代の仲間との対話・交流を通して、「日本のこころ」の源流を探りながら、自己を認識し、これからどう生きたいのかを探究していく学びの場(日本型リベラルアーツ教育)が全国に普及し、各地から夢と希望に満ちた多くの ”未来を創る当事者” が育っていくことを期待しています。

島津 侑香 さん

金融機関で、全国の営業部門の営業推進施策の企画立案を行っています。

 

≪メッセージ≫

自啓共創塾では、時代背景や当時の生活などを鑑みつつ、日本の歴史上の人物が歩んできた道をたどることで、物事の本質への理解を深めたり、普遍的な心理を知ることができました。塾を通じ、今の時代のリーダーシップの在り方を考えられるとても良い機会になりました。

 

また多方面でご活躍の先生方の話題提供、多様な世代の方とのディスカッションなど学びが深められる工夫があり大変有意義な8か月でした。

真仁田 智 さん 

渋谷教育学園渋谷中学高等学校社会科教諭(中学教頭補佐)

 

≪メッセージ≫

自啓共創の学びの森は、はじめは手探りでどこを彷徨っているのか分からないのですが、一緒に旅をする塾生の皆さんと対話をしながら進んでいくうちに、夜が明けて日本の素晴らしい自然のこころに包まれていた、という印象です。ぜひ、楽しむように模索してみてください。

石川 未来子 さん 

広告代理店で、企業ブランディング、共創型社会づくりのプロジェクトなどに携わっています。

 

≪メッセージ≫

自分自身のこれからの学びを模索する中で、自啓共創塾の「日本型リベラルアーツ」という言葉が私の心に響き、入塾を決めました。日本固有の文化が生まれた背景、歴史や風土への理解を深めることが、変化のスピードが早まる社会の中で自分の足場づくりとなると感じたからです。

 

毎回の塾では、課題提出=塾のテキストから思考の糸口を掴み、諸先輩方の話題提供により繋がる知恵の存在を学び、塾生同士のダイアログで自身の思考を深めます。

 

8ヶ月のカリキュラムを終えて、自啓共創塾で学んだことは、思考の大切さだったと感じています。正解のない未来に向かって、思考を広げ、深め、勇気を持って実行していこう、そんな意欲が湧きました。

堺 勝信 さん 

大手総合コンサルティング/ITサービス企業 

ビジネスコンサルティング本部 AIグループ マネジング・ディレクター 

テクノロジーと人間の創意工夫で、まだ見ぬ未来を実現する”ということをパーパスとして、AIを手段の一つとしてクライアントの経営課題とその先の社会課題の解決を進めています。 

 

≪メッセージ≫

「責任のあるビジネスを実施していくためには、倫理的な確固たる基盤がない以上は美意識を磨くべきと考えており、自分自身の中での美意識を磨くためのきっかけとなればと考えて」というのが自分自身の入塾理由でした。 

 

入塾前は、そもそも「日本のこころ」とか「日本型リベラルアーツ」って何だろう?という状態でしたし、テキストを独りで読むだけでは、その答えや自分の求めるものには辿り着けなかったと思います。 

 

様々なジャンルの専門家の方からの話題提供や、年齢層/性別含め多様性のあるグループでの対話や、座学だけでなく体感(禅)などの刺激も頂けて、非常に有難い機会となりました。 

 

「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」ということで、遠くに行きたい方にはオススメです。