自啓共創塾の学習方法

(1) 多世代(10代から50代)にわたる異分野(社会人、教師、学生)の塾生およそ50名の同時参加によって、事前事後の自調自考とオンラインによる当日のグループダイアログを行います

 

(2) 事前学習は、独自教材「世界のための日本のこころ」の該当の章を読み、気づきや感想を提出します。その目的は、教材の内容を伝えることではなく、それを参考に自調・自考して、自分で独自の価値観、世界観を構築していくことです

 

(3) さらに当日は、塾生間の少人数でのグループダイアログ(フラットな対話)により、異分野で多世代にわたる他者の意見から、自らの気づきを広げていきます。

 

(4) いわゆる教師や講師は置かず、毎回2、3名の話題提供者と塾生の伴走者としての塾長や複数の塾頭が、グループダイアログに参加し、塾生の主体的な学びの環境を支援していきます

自啓共創塾の特徴

特徴1

自らがよって立つ根源「日本のこころ」をみつめ直す

(1)独自教材『世界のための日本のこころ』に沿った全15回のプログラム

1.世界が期待する日本のこころとは

2.日本のこころを育んだ源流に何があるか―神・仏・儒の習合、禅・Zen、和漢洋の思想

3.地球環境の保全・人類の共生を支える日本のこころ―神道について

4.政治思想と社会倫理の元にある日本のこころ―孔孟思想と陽明学等日本の儒教について

5.日常の生活習慣がつくり上げる日本のこころ―漫画・働き方・礼・女性活躍

6.真のサムライとは?―剣道・弓道・合気道に見る武士道のこころ

7.明治維新の立役者の生きざまを支えたもの―西郷隆盛・勝海舟・山岡鉄舟 

8.聖徳太子の和の精神から世界・人類共生への日本のこころを考える

9.匠の道・茶道・書道・美術・文学等から日本のこころを探る 

10.幕末から今日につながる実学・平等・人権・分権の思想

11.世界に貢献する日本型産業の精神の源―公益資本主義、石田梅岩、渋沢栄一等 

12.グローバル時代における日本語の大切さ

13.世界に求められる日本型リベラルアーツとは

14.人工知能(AI)の時代と人間力 

15.これからの世界・社会に立ち向かう日本の夢(ビジョン)

(2)充実した話題提供者

塾では毎回、塾生によるグループダイアログに入る前に、各分野に深い知見のある方々から短時間の講話をしていただきます。ただしこれは塾生に一方的に教える講義ではなく、塾生が考えを広げたり深めたりするための材料を提供するものと位置付けていることから、話題提供者と呼んでいます。

教材「世界のための日本のこころ」
教材「世界のための日本のこころ」

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特徴2

反転授業による多様な塾生での「グループダイアログ」で学びを深める

(1)塾生は多世代(10代から50代)かつ異分野からの参加とし多様性を確保

(2)効果的な学びのサイクル


特徴3

各塾生が「自調自考」で学び、今後の自らの行動につなげる

(1)塾のスタンス

オリジナル教材や多彩な話題提供者による質の高い題材を提供し、塾生自らが調べ、考える契機を創出するとともに、当日のダイアログで自ら考えを深めることにより新たな発見を得られるようにします

 

また、対話や知識・論理での学びに加え、坐禅や武道、茶道、能、歌舞伎などの実践を通じて身体智の素晴らしさを体験することが重要と考え、坐禅をプログラムに取り入れています

(2)塾生の学び

「自調自考」による学びを自らの行動につなげられるようになる


学びのプロセスの意識化

特徴2で述べた学びのサイクルを、特徴3にあるような塾生による「自調自考」の学びにつなげられるために、それぞれの過程における塾生による気づきを言語化すること、つまり、意識化することがポイントとなります