自啓共創塾では、塾長や塾頭であっても、それは塾生に教える立場にあるのではなく、ともに学ぶものであり、また、塾生が学ぶための伴走者であるという立場をとっています。
そこで、塾長、塾頭、事務局メンバーが第五期を通じて何を学び何を感じたかについて書いた伴奏レポートをここに掲載することに致しました。
事務局 柏木満美
事務局としての伴走も5年目となりましたが、今期の自啓共創塾では、「世界のための日本のこころセンター」としての「てらこや」や「教育改革国民運動」と関連する動きを強く感じました。
そのなかで、ようやく「日本のこころ」の前に「世界のための」が付いている意味を実感できるようになってきました。
塾では毎回、皆様からの発言やチャット、事前レポート、ふりかえり等から、たくさんの気付きを頂きました。なるほど~とか、深い!とか、難しくなってきたぞ・・・・・・とか、心を動かしながら参加しておりました。
第5期の皆様にもこれからは卒塾生として関わっていただき、共に、学びをというか人生を?人間を?深めていきたいと思っております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
事務局 松本亮太
塾生の皆様、卒塾おめでとうございます。日本のこころを学ぶ自啓共創塾へは事務局の一員として参加させて頂きました。毎回塾生お一人お一人の言葉にハッとした気付きがあります。
第13回に紹介された野依先生講演において「Think Local, Act Global」の言葉がありましたが、これを聞いて私はGodzillaの作曲家である伊福部昭が「芸術はその民族の特殊性を通過して共通の人間性に到達しなくてはならない」を信条として「大楽必易 大礼必簡」を座右の銘としていたことを思い起こしました。
皆様が日本のこころを通過し、日本そして世界へと活躍されることを念願しております。
塾頭 冨田直子
このたびは卒塾、誠におめでとうございます。 オブザーブの時間ごとに、皆さんの多様な感性に触れ、自啓共創塾の新しい景色を見せていただきましたこと、お礼申し上げます。
私自身がこの塾を卒塾して、3年になります。 あのときの学びは、今も体のどこかに残っていて、ふとした瞬間に気づきが降りてきて文章にしたり、アイデアとして立ち上がったり、そこからさらに企画にしてみたくなったりと、今も私の人生に影響を与え続けています。 皆様もそれぞれの時間を歩きながら、学びは静かに深化していくのだと思います。
それぞれの歩みが続いたその先で、また新たな視点で「日本のこころ」について言葉を交わせたらうれしく思っています。
今度は卒塾生仲間として、またお会いできる日を、楽しみにしています。
塾頭 岩﨑隆
自啓共創塾第5期生の皆様、ご卒塾 誠におめでとうございます。
自啓共創塾塾生OBとして、皆様のグループ対話を聞かせて頂いておりました。
皆様のグループ対話はいつも理路整然と、決して感情的になることなく、優しい口調で明確にお話しいただいておりました。 グループ対話が一番の学びの場であることを考えると、もう少し自分事としてのご意見があってもいいのかなと感じる時もありましたが、様々な他者の想いを受け止めてくださったことと思います。
自啓共創塾での学びは、皆様にとってどんな変化をもたらしたでしょうか?
「世界のための日本のこころ」を常に意識して、共によりよい社会、より豊かな日本、幸せな世界の創造を目指していこうではありませんか。 Make Japan Great Again!
塾頭 栗原康剛
Japan Prideイニシアチブ発起人
第5期生の皆さま、お疲れ様でした。グループ対話は、塾生の皆さんの知性・感性に相互にふれ合う、“自調自考”を促す場ですが、わたしもオブザーブをさせて頂く中で毎回学びや示唆を得ており、考えさせて頂きました。皆さんへの感謝を兼ねて、その断片をご紹介します。
...“日本人ならではのリーダーシップ”や“世界から日本民族がいてよかったと思われるような在り方”とは/“世界のための日本のこころ”は、移民をまぜこぜにしながら受け入れる度量、受け入れて磨く心、意味を受け取り育む力.../“武士道で目指すのは戦わないこと”は、江戸城無血開城を想起させる。今世界の問題に生かせないか/日本流の対話、そして衆議のあり方がどのようなものだったか/自然、農業は日本人の琴線に触れる。おコメ、稲作は神話やお祭りとも深く関係し、日本のこころの土台を形成/「素読」は潜在意識に刷り込む方法論、幼少期の教育を示唆/「公益」とは何かを考える際、「今だけ、カネだけ、自分だけ」と「利他」は議論を始めるKW/自分の利益を譲ってでも全体の利益を優先するような人物を育成する日本型リベラルアーツを探求する上で、それを体現する人物理解(聖徳太子、忍性、二宮尊徳、西郷隆盛、松下幸之助、稲盛和夫等)は有効/AIと人間を考えることで双方が見える。日本のこころを考える上でもAIはよいテーマ...
わたし自身、これらの学びや自考も活かしながら、「リベラルアーツの社会実装」に取り組んでおります。今後の皆さんとの共学・共創の一助となれば幸いです。
卒塾生ネットワークとしてのつながりも継続されますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。
塾頭 根本英明
塾生のみなさま、第5期卒塾おめでとうございます。
残業、試験、ご家庭の事情等々、忙しい合間をぬっての毎回の出席、大変お疲れ様でした。今回、あまり出席できなかった方、ぜひ動画をご覧いただければと思います。私もオブザーバーとして共に学ばせていただきましたが、毎年、同じ話題提供者のお話しを伺う中で、またグループダイアログでのやり取りの中から、その都度、気づきをいただきました。
最終発表会をもって修了ではありますが、ここからが出発です。自啓共創塾で得た知識をたんに知識として終わらせるのではなく、そこで得た気づきや志を実践に生かすことが、この塾の最大の目的です。ぜひみなさまそれぞれの「世界・社会に立ち向かう夢」を胸に抱き、第一歩を踏み出していただければ幸いです。
年明け2月には卒塾生総会の開催を予定しています。そこで再会し、期を超えた同朋と繋がってください。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
塾長 井上淳也
皆さまと一緒に学ぶことができて感謝します。ありがとうございました。
しかしながらいつも思うのは、「もののことわりをわかりたい」と思いながらも、それはなかなか簡単ではないということです。日本のことを様々な角度から勉強をしながら、それを点から線に、線から面にとつなげていくことでだんだんと核心に近づいているようには感じますが、完全にわかるという境地には永遠に到達できないのではないかとも思います。人間とはそういうものなのでしょう。ただ、素直な気持ちでその努力を続けていると、昨日より今日、今日より明日と自分がよりよい行動をとれるようになるのだと信じることが大事だと考えています。
私たちは大量の情報を目の前にして次々と処理をすることに忙殺されかねない社会にいます。文字通り、忙しさで心を亡くしてしまいかねません。目の前の情報に振り回されるのではなく、自分たちが立っている土壌に根をしっかりとはり、太い幹を伸ばすことで、少々の嵐ではびくともしない木になれます。そして、そのような木が集まった豊かな森のような社会を皆さんとともにつくりたいとイメージしています。
まだまだ皆さんとのご縁はつながっているので、今後ともよろしくお願いします。
塾創設者/補助教材監修者 土居征夫
塾では「グループダイアログ」と「自調自考」の二つを学び方の基本に置いていますが、まずは「自調自考」での気づきが基本です。「グループダイアログ」は極めて重要な学びの過程ですが、事情のある方には「耳だけ」という参加形態が可能になっています。最初からダイアログを必須とするカリキュラムではなく、画面オフの「耳だけ」参加という視聴形態も(発言は大歓迎という前提で)可能にしています。
補助教材を読み、「自調自考」し、何らかの気づきや疑問が生じた上で、さらに話題提供者や他の塾生の意見を傾聴することで、また気づきが一層広がり深まることが実感されます。図書や講師の一方向の講義で学ぶより、学ぶ立場の人同士がお互いにどう考えているかを知ることで、さらに学びの深さと広がりが得られ、自然や他の世界と意思疎通を図る、人・環境との「コミュニケーション」(対話、自然体験、現場体験)の重要性が理解されることになると思います。
日本再生てらこや・全国ネットワーク、大学改革を中心とする教育改革国民運動の盛り上がりを背景に、知識や客観的数値データで測ることが出来る「認知能力」だけでなく、直観、倫理性、感性、情緒、意欲、人間性など主観的な評価が求められる「非認知能力」の重要性への理解が広がっています。「日本型リベラルアーツ」の学習により、日本の伝統文化に根差した価値観はこの非認知能力の宝庫だと考えられ、この「日本のこころ」を土台に、世界と繋がることにより、世界に日本ならではの貢献ができるという確信が得られるのではないかと思います。
事務局の私も、このような形で、毎回塾生の方のご意見から新たな学びや気づきを頂いてきました。たった15回(30時間)ご一緒しただけですが、皆様からこのような素晴らしいレポートを頂きました。これからも歴代卒塾生の方々も含めた学びのネットワークを大事にして行きたいと考えています。